実際の利用法を見たほうが良いだろう. 次に簡単なお絵かきソフトのプログラムを示す.
以下,解説.
ここでは Appletクラスそのものがマウスに関するイベントを発生するので,「イベ ントを発生するオブジェクト」も「イベントのリスナー」もそのアプレット自身( this)となっている.
この後の章で,AWTコンポーネントという,GUI部品の利用を行うが,これらの 部品はそれぞれ対応するイベントを発生することができる. 例えば Buttonクラスはユーザがボタンをクリックしたときに ActionEventを 発生し, Scrollbarクラスはユーザがスクロールバーを操作したときに AdjustmentEventを発生する. これらについては後ほど紹介する.
これはJava1.1におけるイベント処理において若干煩雑なところであるが,次に述べる アダプタを利用することで解消することができる.