JavaでGUI部品を利用するには以下の4つのステップを踏む.
例えば,''Quit''を表示するButtonコンポーネントを作成するには次のように
行う.
Button quit = new Button("Quit");
コンポーネントは通常,アプレットの init()メソッド内で作成される.
java.awt.Containerのサブクラスである.
これまでに利用しているAppletもコンテナである.
コンテナはそれ自身がコンポーネントなので,コンテナの中にコンテナを配置(ネスト)
することにより,より複雑な利用法が可能である.
コンテナには,add()メソッドを用いてコンポーネントを追加する.
例えば,アプレットにquit()ボタンを追加するには,次のように記述する.
this.add(quit) /* this はなくても良い */
LayoutManagerを用いてコンポーネントの配置を自動的に決定する場合には,
add()メソッドに,さらにコンテナ内での位置などを指定する引数が加わる場合も
ある.
コンテナへのコンポーネントの追加もアプレットのinit()メソッド内で行うのが
一般的である.
setBounds()メソッドを用いて,各コンポーネントの位置と大きさを,直接指定す
ることもできるが,多くの場合はLayoutManagerを用いて自動的に配置する.
Buttonオブジェクト上でマウスボタンをクリックすると,その
MouseEventは,ボタンにActionEventというイベントを発生させる.