以下にFrameクラスを用いたプログラム例を示す.
このプログラムそのものは HelloFrameというクラスであり,コンストラクタは28〜
35行目である.
その他はアプリケーションとして実行するためのmain()メソッド(17〜26行目),
文字を描くためのCanvasクラスのサブクラス(5〜9行目),ボタンのイベントを
処理するためのActionListenerを実装したクラス(11〜15行目)である.
その他については概ねアプレットと同じなのでmain()メソッドについて少し詳し
く解説しておこう.
Frameクラスのサブクラス,すなわちウィンドウに対応するクラス
であるHelloFrameクラスのインスタンスを生成している.Frameクラスは,これらのイベントを処理しないので,この行では
「閉じる」を押された場合のイベント処理を登録している.
これは決まった書き方なので覚えておくと良い.Canvasクラス)を含むの
で明示的にウィンドウサイズを指定している.
例えばここをframe.pack()に変更するとどうなるか試してみると良いだろう.
このプログラムは普通のアプリケーションとして実行可能なので,コンパイル,実行する には以下のように入力すれば良い.