独立したウィンドウに対応したクラス Frame
クラスである.
Frame
クラスはトップレベルのウィンドウであり,これまでに紹介してきたその他
のAWTコンポーネントと動作が異なる.
まず,Frame
を画面に表示させるにはshow()
というメソッドを呼び出さな
ければならない.
また,その前にウィンドウの大きさを指定する必要がある.
ウィンドウの大きさを指定するメソッドは setSize()
と pack()
である.
setSize()
メソッドは明示的にウィンドウの大きさを指定する方法であり,
pack()
は内部に含まれるGUIコンポーネントの大きさを調べ,それにあわせてウィ
ンドウの大きさを決定する.
Javaのプログラムが環境非依存であることを考えると,ウィンドウサイズの指定には
pack()
メソッドが推奨されるが,内部に,大きさが決まらないコンポーネント
(例えばCanvas
クラスなど)が含まれる場合には,setSize()
メソッドを
用いる必要がある.